SteelSeries Aerox 9 超軽量多ボタン無線マウス

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ライバルはG600? SteelSeries Aerox9の使用感と比較

キーボードとマウスでFF14をプレイするなら、多ボタンマウスは持っているとかなり便利。しかし多ボタンマウスといえばロジクールのG600以外、あまり選択の余地はありませんでした。他のメーカーも惜しい感じのモデルは出すけど、結局G600で良いとなってしまうことも。そんな状況を打破したのがこの「SteelSeries Aerox9」サイドボタンはG600と同じく12ボタン、更にワイヤレス化した上に超軽量。「こんなマウスがあったら良いな」と考えていた条件を全て満たした、個人的に最強の多ボタンマウスです。

SteelSeries Aerox9本体とレシーバー、驚くほどスカスカのボディだがこれでも防滴仕様。
SteelSeries Aerox9レビューと、他のマウスとの比較

Aerox9の強みは何といってもその軽さと、ワイヤレス化による快適な操作性。マウス本体の重量は89gと、ワイヤレスかつ多ボタンマウスとしては驚くほど軽量。同じ多ボタンマウスで有線となるG600はケーブル除く本体重量が約130gなので、Aerox9がいかに軽量か良くわかります。外観で分かりやすい違いはサイドボタンの形状で、人間工学(エルゴノミクス)を考慮してか手首に近いボタンほど大きくなっています。人によっては手に馴染まないかもしれませんが、個人的には殆ど違和感はありませんでした。

SteelSeries Aerox9のサイドボタン。手首に近いボタンが大きいのは、親指を引いたときの操作性を確保するためだろうか。

付属品のUSBケーブルは布巻で柔らかく高級感があります。他にはレシーバーと、安定して設置するためのウェイトを兼ねた変換アダプタがついてきます。ウェイトの裏には滑り止めのラバーが張ってあり、付属のUSBケーブルと組み合わせればケーブルのクセ等で勝手に動くことはまず無いでしょう。マウス本体の充電にはUCB Type-Cケーブルが必要で、充電の度にレシーバーからケーブルを外すのが面倒ならもう一本UCB Type-Cケーブルを持っていると便利です。

左から付属品のUCB Type-Cケーブル、ウェイトを兼ねる変換コネクタ、そしてレシーバー。
それぞれがカチッとハマる丁寧な造り、変換コネクタ裏面には安定感を高めるラバーが設置されている。
持ちにくいという意外な欠点と、その対処法

ここまでほぼ完璧のAerox9ですが、実際に使って初めて分かったのがその持ち辛さ。マウス右側(薬指と小指が当たる方)にラバー等の滑り止めは張られていないので摩擦が無く、マウス本体の形状も右側に起伏が少ないため良く滑ります。変に力が入って腕が疲れるこの持ちにくさはかなり致命的だったのですが、別売りのマウス用滑り止めラバーを張ってみたところ見事に改善。必須ではありませんが、一工夫するだけでかなり使いやすくなるのでオススメです。

左はロジクールG502、Aerox9は側面の造形に起伏や摩擦が少なく滑りやすい。写真のAerox9はラバーテープを使用し持ちやすくなった。
仕様したのはRazerのゲーミングマウス用のラバーテープ、貼り付けのコツは指が当たりやすい部分は大きめのテープを使用する事。
FF14プレイヤーは一考の価値アリ、他のゲームでも便利に使えるAerox9

SteelSeries Aerox9は発売前に予約して購入。絶竜詩戦争の攻略ではその性能を遺憾なく発揮し、パッチ内クリアに大きく貢献してくれました。多ボタンマウスはRazerやCorsairも出していますが、どれもピンとこなかった人に自信を持ってオススメできるのがこのSteelSeries Aerox 9。プレイ環境を改善したい、より自分に合ったデバイスを探している方は是非使ってみて下さい。

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